園の概要

保育園の足取り

1949年(昭和24年) 戦後の厳しい風が吹き荒れている中、「子どもたちが少しでもよりよい環境の中で育てられるように」と働くお母さんや地域の皆さんの力によって、天気のいい日だけ預かる青空保育所が作られる。(名称は、子供の家保育園)
1950年(昭和25年) 児童福祉施設として東京都公認の許可を得て大田区で初めての私立保育園として発足。
1965年(昭和40年) 同じ地域に、地域の方々、労組、病院職員によって乳児保育所 つくし保育園が創られる
1970年(昭和45年) 厚生省の認可を得て社会福祉法人子供の家保育園となる。つくし保育園の意志を継いで吸収合併し、0歳児保育を始める。
2004年(平成16年) 法人名を「社会福祉法人なぜの木会」と改める。
2010年(平成22年) 子どもの家保育園に園名表記変更。
2009年、区立鵜の木保育園の民間委託化により当法人が受託し、2011年4月より開設することが決まる。南久が原の地にあった鵜の木保育園園舎老朽化に伴い、2010年9月現在の地に新築移転する。
2011年(平成23年) 4月、社会福祉法人なぜの木会 千鳥さくら保育園としてスタートする。

園運営の理念

1.働く父母が安心して預けられる保育園に
2.子どもたちがいきいきと育つ集団生活と教育の場としての保育園に
3.職員が働き甲斐のある職場に
4.地域の子育て支援を担える保育園に

保育への思い

 公立保育園の民間委託化が進む中で、子どもたちの健やかな成長と保護者の就労保障の為に、長年たくさんの方たちと手つなぎしながら進めてきた経験を、今こそ社会福祉法人として発揮する責任があるのではないかと、公立保育園の民間委託化に手を挙げました。
 受託が決まると職員の半数が異動することになり、そのことを子どもたちに伝えると「どうして?いやだよ」と涙を見せる子もいましたが、「鵜の木保育園のお友だちは、先生がみんな他の保育園に行かなくてはならないことになって先生たちがいなくなっちゃうの。だから先生たちは行ってあげたいと思うの」と話すと、「さびしいけど、鵜の木保育園のお友だちはもっとさみしいんだよね。先生たち行ってあげていいよ」と言ってくれた時にはうれし涙が伝い、勇気をもらいました。 そんな子ども達と、委託化される子ども達と保護者の不安を考えた時、心に寄り添い最善を尽くそうと職員が心を一つにしました。
 保育園の名前を決める時、鵜の木保育園の庭の桜の木が切られることを知り「たくさんの方々の思いや歴史を園名に残したい」と思い、新たな地名と桜に託して千鳥さくら保育園とつけました。
 職員が定着して、見通しを持った保育をすすめることや保育を積み重ねて行く事の大切さを実感してきているので、職員と保護者、そして地域の方たちとも手をつないで、職員一丸となって子ども達の成長を応援していきたいと思っています。

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